ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

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妖精たちの空中庭園 第5回

 フェアリーガーデンソロプレイ第五回。
 そろそろ迷走をはじめます。物理的な意味で。
 序盤にラッキーが続いたので、正直ナメていたところはあるけど、そんな気分は吹き飛んだ。

 なお、挿絵はasaさんにいただいております。ありがとうございます。

「いらっしゃーい」


 ”蜂蜜姫”ラナの店に入ると、甘い香りとエルフの女の人が出迎えてくれた。一緒にいる男の子は妖精のブラウニーだ。


「えぇと、何買うんだっけ」

「それより先に。えぇと、この果樹園は貴女が管理している果樹園ですか? 蛮族の連中が果物を盗もうとしていまして」


 モーゴスがレッドキャップたちから奪った果物についてラナに確認を取ると、ラナはとても感謝してくれた。


「ありがとう。あの果樹園は両親が残してくれたもので、大切なものです。お礼に何か差し上げたいのですが… 私にできるのはお料理くらいで」

「あ、あ、じゃ、じゃあこれ、これをお願いします」


 私はフラウのお使いの内容をメモした紙を渡した。
 ラナは、これ全部は無理だけど幾つかは店頭にあるものをゆずってくれると言ってくれた。


「そして今、私たちはラナのお料理に舌鼓を打っています」

「お嬢、どこ見てるんですか。誰に話しかけてるんです?」

「ラナさんが残りのお料理を作ってくださる間、わたくしたちはラナさんのお店で食事をさせていただき、また今宵の宿もお借りしたのです」

「UDTまで。どうしたんですか」

「まぁまぁいいじゃない。ところでモーゴス、あんまり食が進んでないみたいだけど」

「俺、甘いものとか苦手なんですよね… ここの料理、全般的に蜂蜜使ってるみたいで」

「じゃあ私が代わりに」

「太りますよ、お嬢」

「望むとこもが。ウェイト軽すぎるもがもっと食べもがっていつもアッシュに言われもがもが」

「飲み込んでからしゃべってくださいよ」


 翌日、私たちはラナの料理を持って果樹園を後にした。

フラウのお使い

 この妖精郷にはラナ以外にも人族がいて、南西に風車の谷、東に羊が原というところに暮らしているらしい。
 ひょっとしたらエマもそちらに身を寄せているかもしれない。今度行ってみよう。



 足元は氷で真っ白。空は晴れているけれども、一面氷で真っ白。風すらも凍り付いてキラキラ。凍結海は相変わらずキラキラと寒い。


「お嬢、寝たら死にますよ!」

「防寒具、どこで手に入るのかなぁ…」


 私たちはフラウに会うべく、氷原をざく、ざく、と踏みしめながら歩いていった。
 ところが今度はさほど待つことも無く、フラウがものすごい勢いで飛んできた。


「おかえり! どうだった? ラナの料理は手に入った?」

「あーはい、ここに」

「きゃー☆」


 クリームケーキだのパイだのパンだのを渡すとフラウは狂喜乱舞という有様だった。
 妖精って食事するのかな。するのかもしれない。こんなに喜んでる妖精は見たことが無いし。


「さて、それでは礼をせねばなるまいな」


 ひとしきり跳ね回って喜んだフラウだったけど、威厳を取り戻してもとの居丈高な態度に戻った。つんでれ?


「これを受け取るがいい」


 そう言ってフラウが差し出したのは、宝石が1つと、よく分からない不思議な装置? そして★がふたつだった。


「これは… 羅針盤ですか?」


 博識なUDTがフラウに尋ねている。らしんばん、か。覚えておこう。
 フラウによると、このらしんばんの指し示す方向にミーミルの玉座があるのだと言う。


「ではさらばだ!」


 フラウが山盛りの料理を抱えて飛び去ったあと、私たちは今すぐミーミルに会いに行くべきかどうか少し相談した。
 ミーミルの玉座というからには寒いに違いない。私たちはろくに防寒装備を持っていない。いつでもこのらしんばんというのが使えるのだったら、ミーミルに会いに行くのは準備ができてからでもいい。
 そんな相談をしていると、突然冷たい風が吹き付けてきた。それはただの風じゃなかった。


「小妖精… みんな気をつけて!」

「え?」「なんですか?」


 私の警告にUDTとモーゴスが怪訝そうな顔をする。
 次の瞬間、私たちは小妖精たちに抱えられ、風に乗って舞い上がっていた。


「う、わわ」「な、なんですかこれは!」「ターゲットインサイト」「待ってUDT!」「お、俺は高いところも苦手なんですよー!」


 ふと気が着くと、私たちは激しく揉みあった姿勢のまま、カラフルな花畑の中に立っていた。


「… 何が起こったんですか?」「… 状況が把握できません」「うん、まぁ、妖精のいたずらってこんなもんだから」


 そう、ここは妖精郷。いたずら好きの小妖精がいたるところにいる。たぶん、こんなことは日常茶飯事なんだ。


「これは… 厄介かもね」



 フラウのクエストを達成し、★★獲得。宿泊と料理代で-36G。
 フラウの宝石、氷の羅針盤を獲得。
 南西エリアに「水路のある花畑」 を配置し、小妖精のいたずらで移動。


 氷原に放り出されて流れで受けることになったクエストを達成した直後、今度はまた別のところに飛ばされたでござる。
 ミッションの目的地に着かないので何も進まないぞ。

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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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