ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

自分理論だけで判断すると苦しい

 北朝鮮の大ハッスルに被爆・拉致関係者がコメント。
 「北とまともに交渉できるのか」被爆・拉致関係者が非難
 あくまで私見だけど、ちょっと見方が違う気がする。

 北朝鮮の外交というのは極めて特徴的で、通常国家間の外交というと、互いに自分の得になるカードを出しつつ互いの妥協点を探っていくものだが、北朝鮮は手持ちの中でもっとも強硬なカードをいきなり出す。そして自分のペースに巻き込もうとする。
 つまり北朝鮮が強硬な姿勢を取るということは、何か要求があるということで、そこには互いの手の内を探るとかそういう前段階がない。
 これは「言うこと聞かないとブッ殺すぞ」 式外交と言い換えられよう。
 なので、

「相変わらず思い通りにならないと、だだをこねる国だと思うが、日本や米国は手を打てたのでは」

 というのは前後が逆で、手を打つも何も、突然だだをこね、それから要求を突きつけるのが北朝鮮式。
 そして今回の大暴れはアメリカを交渉(というか要求というか) の卓につかせることが目的っぽく、「出てこないとブッ殺すぞ」 とばかりに核実験だのミサイルパーティーだのやらかしたが、肝心のアメリカはドスルー。北朝鮮の手を分かった上での対応としてはまずまずなんじゃないだろうか。

「米国を中心とする国際社会が甘い対応を取っている間に、北朝鮮が、好き勝手な振る舞いを続けている証し」

 これもどっちかというと逆で、北朝鮮は失うものがないので、周りがどうしようが、好き勝手な振る舞いをする。これをやめさせるには北朝鮮の体制を解体するしかないが、これこそ全世界が避けたい役回りで、これをやるくらいなら好きに言わせておけ、くらいの勢い。甘い対応といえば甘い対応かもしれないが、厳しい対応をしたところで北朝鮮という国家体制をなくさない限り何も変わらないのではないかなぁ。
 で、北朝鮮という国家体制を解体したあとに残る二千万の餓えた難民を受け入れる余裕のある国は、たぶん存在しない。国境を隣接する韓国や中国は、なんとしてでも北朝鮮に存続してもらいたいところだろう。太陽政策ってそういうものだったし。

「世界が核はいらないと言っている時に、絶対に許されないこと。全く理解できない。金輪際、やめてほしい」

 このコメントはちょっと夢見すぎ。
 たしかにオバマ大統領のプラハ演説は一定の評価を得たが、核軍縮に向かっているのは核保有国の中でも一部で、全世界的な規模の話ではない。
 第三国で核武装を望む国は幾らでもあるし、現在の核保有国の中でも保有数ないしは核戦力の充実を図る国はいくつもある。この人のいう世界って欧米とロシアと日本しか存在してないんじゃないか。
 核軍縮なんてのは核戦力過剰で悩む超大国(※) とそれを享受している国々の間でしか通用しない。人権という言葉が人権意識のある国でしか通用しないように。

※ この中で、アメリカはMAD(相互確証破壊) に代わる概念を打ち出しつつあり、核という手段そのものを見直しつつある。


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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
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