ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

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押し迫ってきた感

 破壊措置命令の発令で、いよいよという空気が漂ってきた。

 MDの撃墜率がどうの今回の軌道がどうのといろいろ言われているが、基本的にはMDというのは撃たせないためのシステムなので、撃たれてしまったらあとは確率の世界になる。
 一応おさらいしておくと、今回のテポドンの軌道は正常に飛行した場合、日本上空での高度が高いため、日本のMDでは撃墜できない。もっとも、正常に飛行した場合は日本には被害が出ないはずではある。


 MD批判いろいろだけど、その中でもちょっとこれはと思うものについて。


・ピストルの弾にピストルを~
 お話にならない認識といえる。弾道ミサイルを迎撃するのはキネティック弾頭であり、管制するのはコンピュータだ。あくまでもピストルに例えたいなら、迎撃するピストルはコンピュータ制御でしかもレーダーシステムを備えているような代物。あと弾はある程度自力で敵弾目指して動く。
 「どこに飛んでくるか分からないミサイルをMDで撃墜できるわけない!」 などという意見も聞くが、今回に限って言えばミサイルの準備している段階からコースまですべて明らかになっており、これで「どこに飛んでくるか分からないミサイル」 とか言われても困ってしまう。北朝鮮がヒミツのビックリドッキリ地下基地から数百発のミサイルを同時に撃ってきました! とか言われたら諦めるしかないが。
 もひとついえば、テポドンは射程の長い弾道ミサイルなので、北朝鮮がこれを撃った場合、撃墜することは日本のMDの想定には無い。北朝鮮としても日本を狙うならもっと射程の短いノドンを使う。


・MDなんてあたらねーよ
 実際には事前通告なしでの弾道ミサイル撃墜実験は8割以上の成功率を挙げている。あくまでも実験だけれども。特にPAC3での撃墜実験は失敗していないと思うが、PAC3自体は防衛範囲が狭いので、メインで期待するのはSM3。
 当たるか当たらないかは実際にやってみないと分からない確率の世界。
 で、MDの目的というのは相手が発射ボタンを押す際のハードルを上げたり、敵国がミサイルを準備したときの国内の不安感を抑えたりというのが主眼。これは別にMDだけに限った話ではなく、兵器というものはだいたいそういう性質を持っている。
 日本が準備していたクラスター爆弾も、水際防御に使うよ、と宣言することで、敵国の上陸作戦のハードルを上げる意味合いが大きかった。
 なので、実際にミサイルを撃たれてしまったらMDの戦略的な意義としては半分失敗したといえる。あとは撃ち落すしかないわさ。
 で、繰り返すけど、今回のテポドンは日本を目指していない(射程からして日本に落とすのは至難の業) ので、これを以って日本のMDが半分失敗とはいえない。そもそもがテポドンがまともに飛ばなかったときに備えてるだけだし。


・撃墜したら破片が降ってくるやんか!
 撃墜しなかったらもっとでかいものが降ってくるんだが。
 今回のテポドンを撃墜するということは、何らかの理由で(故障とか) テポドンからの落下物(あるいはテポドンそのもの) が日本の国土に被害を及ぼしそうだ、となったということ。
 SM3で撃墜したのなら宇宙空間での撃墜になるので、破片の心配はあんまりない。PAC3で撃墜したのなら破片はたくさん降ってくるだろうが、PAC3で撃墜するってことはもうそこまで何か撃墜しなければならないモノが落ちてきてるわけで、これの撃墜に失敗するとシャレにならない。
 社民の福島さんは「当たらない場合は国益を侵害し、当たった場合でも単なる人工衛星だったらどうなるのか」 とか食い下がっていたが、単なる人工衛星だろうが平和のメッセージを詰めた超合金お手紙カプセルだろうが、そんなものが振ってきたら撃墜するに決まってるだろう。そのまま落ちてきたほうが怖いわ。


・MDって本当に有効なんですか?
 それはまだなんとも言えないが、対象としているのは某国の長距離弾道弾ではある(あとは北朝鮮のノドンクラス)
 で、実際に撃ってきたモノを撃墜するよりは、アレがあるから撃ちたくないなぁと思わせるのが主眼。なので、そういったものが飛んでこないうちは有効に効いてるともいえる。相手にされてないのか本当に効いてるのかはこの際どうでもいい(日本にとっては飛んでこないことが大事)


・MDなんてテポドンが故障して不規則な挙動をしたらまず当たらない
 テポドンが故障して不規則な挙動をしてそれが日本に被害をもたらす軌道で降ってきてかつMDをすり抜ける確率ってどんなもんかな。
 あぁ、防衛てのは意思じゃなくて能力に備えるもんだから北朝鮮の故障発生能力にも備えなきゃなってそんな馬鹿なー


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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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