ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

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クラスの範囲を超えたアクション

 お題が溜まりまくってるのにリストにあるお題をスルーして別のお題を持ってくるのが白銀流。

 フリーセッションに向いたシステムについては次回こそやります私信。
 今回はクラスの範囲を超えたアクションについて。

 SWでは技能が大まかにクラスにまとめられ、そのクラスを選択することでPCにできることが決まる。
 たとえば知識系の判定はほぼ全てがセージの役割だし、重たい武器を使って戦うのはほぼファイターの役割だ。
 これは処理を単純にするという意味で非常に有用なのだが、逆に技能のイメージと実際に技能でできることが食い違うこともしばしば発生する。


 私見ですよ。

 たとえば毒薬を見たときにセージなら当然「知識」「薬品学」 で判定ができるが、他のクラスでは平目での判定になる。このときよく間違えやすいのは、シーフがシーフ+知力で判定してしまうケース。シーフという裏家業っぽい言葉のイメージから、当然毒や一般に扱えない薬品にも精通してそうな雰囲気があるが、シーフの技能はルールブックに明記してあり、その中に薬品関連の技能は無い(というかシーフが鑑定できるのは宝物だけ)
 当然そういった薬品をシーフが盗賊ギルドなどに持ち込めば調査してくれるだろうが、盗賊ギルドの中でこういった薬品を鑑定してるのもセージだろう。たぶん。NPCだからなんでもいいけど。

 他に間違えやすい例としては、屋外でクリフハンガーなシーンなどでついつい「レンジャー+敏捷」 で判定したくなるが、こういった運動関連は全てシーフ技能の「登攀」「軽業」 にまとめられている(レンジャーの敏捷度に関わる技能は忍び足と尾行だけ)

 同様にソーサラーしかないPCは知識面ではほぼ一般人(知識が無いというよりも、必要なときに引き出せないみたいな) で、シャーマンが初期クラスであるエルフは実は森の中での探索はサッパリだったり(レンジャーがないから)、プリーストはアンデッドについてはまったく無知だったり(プリーストはディビネーションとボウとプリースト魔法が使えるというだけのクラス)、イメージとのズレを挙げだすとキリがない。
 そのため、イメージどおりのキャラを作ろうとすると、あのクラスも欲しいこのクラスも欲しい、だけどこのクラスは欲しいけどこのクラスが持ってるこの技能は要らないんだぁ! みたいなことになる。つまりSWではそこまで細かい技能によるキャラ設定は不可能ということだ(持ってるクラスの技能を使わない、ということはできるが、周囲はそのクラスを持っている以上、当然そのクラスがカバーする技能を使うことを期待する)
 にも関わらず、キャラの方向性を出したいがために、本来その技能ではカバーできないことなのに無茶を言ってしまうことがままある。
 今までに見た中から実例を出してみる。こういうのは何故かシーフが多い。


シーフ:「気絶している敵の膝を砕いて逃げられないようにしておきます。左腕は切断して武装解除」

 えー、ダメージ判定しましょうね。部位狙いのルール適用できるんで、たぶん死にますけど。あとSWに切断のルール無いですね。それにシーフは「急所を狙うことでクリティカル値を1下げることができる」 だけであって、拷問吏じゃありませんね。殺さないように傷つける技能とか無いです。
 なぜかシーフの拷問シーンはよく見かけるのだが、ダメージを与えることならファイターの方がよっぽどプロである。というかなんでシーフに拷問ができると勘違いしているのか。SWのシーフというクラスは罠の解除/設置と宝物鑑定と、あとは運動系が得意な冒険者技能であって、裏社会技能ではないのだが。ノベルの影響かもしれないけど、ノベルとゲームは違う。
 人生裏街道なキャラをやりたいのかもしれないけど、それはSWのPCではできないので、NPCで出すといい。


プリースト:「(セージが怪物判定に失敗し、シャーマンがいない状況で) 敵は動く死体ですね。ではホーリーウェポンをファイターにかけます!」

 敵がアンデッドだと分からない状況なのに対アンデッドな行動を取ってしまうと、セージが本当に意味がなくなる。動く死体っぽい魔法生物なら単に笑って済むのだが。または戦闘になると、どんな相手だろうがとりあえずホリポンを撃つプリーストだったなら納得できる。
 それ以外なら、理性的な判断をしつつでも正解を最後まで外し続けるプレイをするくらいの気合が欲しい(個人的嗜好)


シーフ:「(毒を飲んだNPCに対して) すぐに水を飲ませます。胃を水で満たして、鳩尾を素手で強打して吐かせます」

 これは認めてしまったGMも悪いケース。突っ込みどころは満載だが、まず第一にPL知識とPC知識を混同しないこと。毒を飲んだときの蘇生手順とか、教育を受けたことがあるPLは知っててもこんなレアケースをPCが知ってるかどうかはやはりセージの知識判定にゆだねるところ。薬物の知識からしてセージだし。
 そしてこれを有効とする場合、いろいろと考慮することが多い。
 まず、これで簡単に毒の効果が消えてしまうとキュアポイズンの意味が消え失せる。なので、絶対にこれはやってはいけない。キュアポイズンが無いからこそ毒が怖いので、毒を飲ませない、食らわない、という工夫があるはずだ。この場合は処置に効果があったとしても、いいとこ毒に対する抵抗判定に+1とか、そんなところが落としどころだろう。
 また、この治療(?) 行為が短時間で終わってしまうとレンジャーの応急手当の立つ瀬がないため、少なくとも30分以上は時間がかかるようにしないとまずい。


バード:「GM、中世の世界なら旅芸人は娼婦でもあったので、寝物語で情報を聞き出します」

 だったらついでに旅芸人娼婦が高確率で罹患していた性病にでも罹患しているといい。ルールにないことを言い出してメリットだけ欲しがられてもなぁ。そんなリアルさはファンタジーには要らないと思うけど。もちろんバード技能に寝物語技能はないし、旅芸人が娼婦だという世界設定もSWには無い。そんなもんはキャラの趣味の範囲なので、いちいち理屈をつけずに最後の一文だけでいいと思うのだが。


 結局、博識なPCをやりたければセージを高いレベルで持つことは必須といえるし、森歩きの達人をやりたければレンジャーを持つことは必須といえる。SWでは多少不自然であろうとも、知識をセージにまとめ、野外系技能をレンジャーにまとめることによって簡便化しているからだ。他の技能でも同じ。重い武器の扱いはファイター専門だし、魔法を使うならそれぞれのルーンマスター技能専門だ。これはリアルとゲームの齟齬のひとつだが、SWで遊ぶ以上はしょうがない。

 しかしながら、TRPGである以上はどんぶり判定など幾らでも出てくる余地があり(たとえば、盗賊ギルドの位置などはシーフ+知力で判定させたとしても他の技能の領分を侵すことは無いはず)、それがTRPGのひとつの魅力だったりもするのだが、問題はどこまでどんぶり判定でカバーするかで、他の技能の領分を侵すようではどんぶり判定は単なるルール無視になる。その辺のルール把握の認識がGMとPL間で共通なら問題ないが、ずれていると論争になって場が白ける。これはオンラインセッションでは顕著。
 もちろんGMの裁定に従うのは絶対なのだが、GMが知らないからといってPLが丸め込みにかかるのは最悪。挙げた実例でいえば3番目の毒を無力化する例で、GMはキュアポイズンやレンジャーの応急手当の領分を侵していることに気がついていないわけだが、だからと言ってPLが、自分が無茶苦茶言ってることに気付いていなかったりすると、もうめたくそだ。ルールも何もあったものではない。

 こんなこと言い出すと、適した技能がないときは何もできないじゃないか! ということになるが、適した技能がないのだから手も足も出ないのは普通である。つか当たり前じゃないか。
 ここがフリーセッション制の肝なのだが、フリーセッション制ではいつもいつもバランスよくクラスが揃うとは限らない。したがって、手も足も出ないという状況は固定面子で遊ぶよりも頻繁に起こりうる(特に突発セッション) その場合は唇を噛み締めて撤退を余儀なくされることもあるだろうが、唇を噛み締めて撤退したことが今までどれだけあっただろうか。こういった体験ができるのもフリーセッション制の魅力じゃないのだろうか。

 にも関わらず、GMが適した技能がないからと適当な判定でお茶を濁したりすると、そのセッションが成功裏に終わったとしても、それはPCたちが依頼を成功したのではなく、GMが成功させたのであって、GMから任務を与えておいてGMが成功させていれば世話は無い。PC要らないじゃん。

 失敗したときのアクションは失敗したときにしかできないんだよ、とはよく言っているが、これは何も判定だけのことではなく、依頼自体も含む。
 適した技能が無く、絶望的な状況に歯噛みするのもフリーセッション制の大きな魅力だと思うのだけど、どうだろう。

 なんか途中でお題がアクションからフリーセッション制に移ってしまった。

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コメント

私だと

どこからどう見ても、『動く死体』ならアンデッドを疑うのも仕方ないかと思っちゃうんですよね。スケルトンと(腐ってる)ゾンビとゴーストだけなんですけど、リプレイやシナリオでも言ってる事が曖昧なので、フリーだと基準が難しい感じです。でも、ボーンサーバントやらスケルトンウォリアを見て「ここは任せろ!」とばかりにターナンデッドの神官は大好きなのでした。

正体不明の敵の弱点を形状で判断するのは(炎の身体だから水に弱そうとか)冒険者的には普通ぽいですけど、敵の形状をどこまで説明するかは難しい感じですね。でも、GMスキルと言うよりはPLスキルな気もしますが。

フリーだと

基準が難しいので、0か1かで判断するのが一番分かりやすいかなと思うのですよね。
怪物判定に成功したらアンデッドと判断。失敗したらナンも分からん! なら万人にとって同じ基準になりますし。
怪物判定に失敗したら正解を絶対に外し続ける行動をする、くらいなら分かりやすいですね。
PCに知能は無いのか! って言われそうだけど、そこはリアルとゲームの齟齬になる部分。ゲーム的には怪物判定に失敗している、という前提があるからには、PCはそういう行動(モンスターの正体が分からない=最適行動が何か分からない)をしないといけない。
形状とか種類(動物(っぽい)だから精神点弱いに違いない!) とかやってしまうとGMはモンスターの外見を説明できなくなりますしね。

まぁ私もPLスキルの範疇だとは思います。屁理屈捏ねてリスク無しに有利な行動取ろうとされると醒めることおびただしい。

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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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