ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

ソレイユ その1

 ソレイユ一回目。
 実はソレイユは9thPCになる。
 10thのノウがあらかた育ちきってから9番目が稼動という前代未聞の育て方。
 もっとも、私はノウより後に作ったPCについては、使う順番が滅茶苦茶である。
 そもそも1stと2ndがまだAランクだしな。

 ところで、このソレイユほど特異な作られ方をしたPCは他に無い。
 そもそもの始まりからして、「あるタイプのキャラクターへのアンチテーゼ」 だったという不遇を極めるキャラ。

これは妻絵です。玉葱工房新聞をよろしく。


 もはや言うまでもないけれど、長いです
 とりあえず基本スペック。

 器用:14 敏捷:12 知力:12 筋力:15 生命:18 精神:18
 初期資金は赤貧(800rk) で司祭生まれ。

 このステータス、普段の私ならまず選ばない。
 器用~筋力までの4つのどこかが飛び出しているか凹んでおり、生命力は並み以上にあればいい、というのが私が選ぶ基準になっている。
 上4つが見事に平坦で生命力と精神力に溢れたこのステータス。
 他の候補二つは虚弱なソーサラーと、お馬鹿なソーサラーだったため、やむなくこれをチョイス。ソーサラーキャラはこの時点で2人居たしな!(2006年4月29日時点で4人。どうなってんだ)

 まず、司祭生まれなので素直に司祭にするかどうか悩む。
 神官に必要な能力値は、何をおいても敏捷度。ゲーム的に解説すれば、敏捷度の高いプリーストは、最初のラウンドは遅延で全員にキュア宣言(キャンセル前提)。重傷を負った者がいればそのままキュア。1ゾロを出すか、回復量が足りなかった場合、次のラウンドに敵より早くキュアを飛ばすことができる。
 敵より遅いプリーストは、うっかり1ゾロなり回復量が雀の涙だったときのフォローがし辛いため、どんなに知力と精神力があっても味方を助けられない、という事態が起こり得る。ドワーフプリが最高のプリになれない原因はここにある(これについては、遅いプリにソーサラーがクィックネスをかける、という手でフォローできる)

 次に必要な能力はなんといっても精神力。敵との力量が拮抗している場合、プリの持続力がそのままパーティの前線を支えると言っても過言ではない。
 回復という点を重視するならば、知力は必要ではない。SWはレベルが上がっても生命力が増えないため、プリーストレベル分の魔力の上昇で十分に回復させることができるからだ。
 もっとも、抵抗魔法を主体にするプリーストは知力も必要になる。効かないターンアンデッドやホーリーライトは精神力の無駄遣いでしかない。

 こんな感じでごちゃごちゃ考えた挙句、プリースト主体の神官戦士で行くことに決定。
 プリーストを主体にする場合は、まず何レベルまで上げるか、ということを考えなければならない。5レベルに到達したプリーストはキュアを消費1点でかけることができる(フォースも2点。シャーマンのウィスプ並みの燃費になる) ため、戦闘のバランスが全然変わってくるためだ。
 たとえば、このステータスで5レベルに達すると、キュアが17回。
 レーティング10のクリティカル無しの期待値は3.3点なので、魔力7と合わせて10.3点。

 10.3 × 17 = 175.1
 
 キュアに徹した場合は総計175点に達する回復量が見込める。
 1発のキュアでエルフ系なら気絶から鼻血MAX。人間でも重傷がほぼ回復してしまう威力。
 4レベルだと総計74.4点にすぎないので、4レベルと5レベルではプリの持つ重みが大変違ってくる。5レベルのプリーストはSWのバランスブレイカーと言われるが、その呼称は伊達ではない。
 このため、普段は高性能なステータスが出た場合、プリーストを5に上げないことにしている(そもそも5レベルというと、その技能のエキスパートという感じがする。こやつはそこまでのプリかどうか? と考えてしまう) のだが。今回のステータスは、見れば見るほど微妙。
 無能ではない。知力は(ギリギリ) 人並みだし、精神力は豊富にある。敏捷は… ここが一番微妙。12は人並みの範囲だが、早いか遅いかと問われれば遅いと即答。もとより遊戯会には、ステータス3回振りによる高性能キャラが溢れかえっている。
 ちなみに、支援・回復は攻撃より一歩遅れる、というルールがあるため、回復だけを考えるならこのキャラの敏捷は11と言って過言ではない。敏捷12のスキュラに3回殴られた後にようやく回復が効果を発揮するのだ。
 ルルブをパラパラとめくって主なモンスターの敏捷度を確認。

 おぉ。
 なんてこった。
 意外とみんな素早いのだな…

 かくして、このキャラはプリースト5への道を歩むことになる。敵も味方も行動し終わった後に手遅れのキュアを飛ばしてくれるわウヒヒ。

 次に名前。このキャラ、実はSランク枠で作られている。しかしS特典(今は昔のステータス変動) 自体は他のキャラに使われたため、いわば残り滓。ステータスもいまひとつハートにヒットせず、イメージが浮かばない。
 というわけで名前放置。あとあと。性格から考えよう。

 ここで、このキャラを作った動機となった事件がある。
 あるセッションで堅物のPCと一緒になったが、セッションの流れはそのキャラの信条からすれば許しがたい方向へ。パーティ内で激しく議論が戦わされる。
 いいね、こういうのいいね。さぁて、どうするかな、これから。
 などと思っていたら、このPC、何の前置きも伏線もなくあっさりと信条を放棄。セッションは一応の解決を見た。このPCの突然の変心についての説明は特に無かった。ナメんな。
 キャラの設定についてはいろいろな意見がある。
 私個人の意見とすれば、「演じられない設定に意味は無い」
 このときの件のPCの行動は、寛容なのではなく、単に自らの信条に不誠実に見えた。
 単にそのときの私のPCが、件のPCの信条を尊重する行動をしていたので、余計に気になったのかもしれない。

 ともあれ、そういう出来事に対するアンチテーゼとして、このキャラは作られた。
 融通は利かず、頭は固く、不正を許さず、断固糾弾するキャラだ。

 正直、うざい。

 ここまでベタなキャラにしたら、宗派は光の神アルカーナしかない。光輝く正義を標榜。
 先ほどまで悩んでいた名前もあっさり決定。ベタベタに「太陽」 を意味する「ソレイユ」(仏語)。しかも姓は「白」 を意味する「ブランシェ」(仏語) をもじってブランシェール。
 名前が「白い太陽」。アルカーナ神官。融通が利かない。
 これはもう潔癖症な世間知らずのお子様しかあり得ない。しかも、温室でぬくぬくと育って知識でしか世の中を知らないような奴。
 さすがにそのままではPCとしてアレすぎるので、冒険者になる前に多少角を落とすための修行帰還を設けることにした。
 イゼルフェーン地方ガレリアの廃屋街で4年間の極貧生活。ただし、生活は貧しくても、世間の荒波からは隔離されているという点ではそれまでの温室生活と同じだ。

 こうして、私の中の何かドロドロしたものを叩きつけるようにして作られたソレイユ。
 当然ながら、自分の負の感情がこもったようなこのイタさ満載のキャラを、最初はなかなか好きになれなかった。
 思えばPLの愛を受けずに生まれてきた時点でソレイユの「どことなく運が無い(悪い、のではなく、無い)」 という路線は決定されていたのかもしれない。

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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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