ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

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今年はまたまたリターンズ その3

 
毎年恒例のアレ。
 続きまして。

 来月辺り仕事が危険なピンチでヤバげなアトモスフィアがぷんすこ。

 対象者以外は見ることかなわぬゆえあしからず。
 見てもいいけどワケ分からないよ。


「四方八方から監視されててとてつもなく落ち着かないので朝イチで会いに来たぞ」

「えっ あたしに!?」

「いやいやなんでリゥに会うのに監視されるんだ。ここにイゾルデ来てるんだろ? そっちだよ」

「あぁ、イゾルデさんにでしたか。なんでまたリゥさんに会うのに監視が? またネレウスの皆さんが悪い病気を? ってちょっと思っちゃいました」

「ソレイユ司祭もたいがい天然だな… 入らせてもらっていいか?」

「あ、どうぞ中へ。ユゥリィさんもお荷物こちらへ」

「入っちゃだーめ」

「イゾルデさん?」

「面倒くさい話になるから、ここの面子に聞かせたくない。場所を移す」

「あ、そ。まぁ昨晩から俺たちに貼り付いてる奴らの数が半端ないから、四方八方に――」

「わん、つー、すりー(ぱむ)」

「―― ハレーションを起こしそう… ってどこだよここ」

「ここは… クリスタルパレス?」

「正解」

「俺とユゥリィとイゾルデ、あんただけか」

「入り口を封じたここならだれも来ない」

「ろくな詠唱もなしに三人をテレポートさせる、か… 本当にとんでもないな」

「あなたたちとは年季が違う」

「わざわざ場所を移したのは、あんたのこのとんでもなさを知られたくないから、ってとこか」

「違う」

「ではなぜ?」

「神殿領の人たちはいろいろと複雑。あなたたちが万年床に根が生えて引きこもりになってる私目当てでここに来てると言い張っても信じる人は少ない。ガレリアの思惑か、アルカーナ神殿か、はたまた盗賊ギルドか、ネレウスか、猫の目か… そのいずれかだと考えた方が自然」

「まったく身に覚えが無いし心当たりもないところばかりだ。聞いたことすらない。なんだ猫の目って。可愛いもの愛好会か何かか」

「密輸組織」

「猫の風評被害に心から同情する」

「猫ってけっこう凶暴だし」

「まぁいいや。猫談義しに来たわけじゃないんだ」

「私的には猫談義だけして帰っていただいても一向にかまわない」

「これだから無限に時間がある奴は」

「あなたたちだって人間の友人からはそう思われてる」

「はいはい、年齢談義しに来たわけでもない」

「私的には年齢談義だけして帰っていただいても一向にかまわない」

「…… まぁ、とりあえず目的の話をするとだな、エンぷー」

「やだ」

「取り付く島もないな!」

「以前言った通り、エンぷーはレブライのコピーの一部。エンプスという人格は元から存在しないので、そのコピーのエンぷーも人格としては存在しないと言える。したがって存在しないものを返せということ自体ナンセンス」

「前もって用意していたメモを棒読みしてるようにしか聞こえないんだが」

「一息で言えるよう3時間くらい練習した」

「がんばったな… まぁそういう建前だかなんだかは置いといて。エンぷーは俺たちと一緒に旅をしたし、あいつ自身の考え方ってものもちゃんとあったわけだ。それが誰それのコピーだとかなんだとかは、どうでもいい話だろう」

「私にとってはエンぷーは存在しない人格なので、それを返せと言われてもそれこそどうでもいい話」

「生きていたとしても?」

「ホムンクルスは魔法生物。生き物とは言えない」

「いろいろ前提が食い違い過ぎて話が噛み合わないな」

「そう。面倒くさい話になる」

「んじゃ二つだけ。エンぷーを元に戻すことはできるのかどうかと、あいつがいなくなってスカイエッジはやっていけるのかどうか」

「無理と無理」

「即レスかよ。んじゃスカイエッジの住民はどうなったんだ? あんたが手を出すまで街として存在していたんだろう?」

「興味が無い」

「… 街で暮らしている人々がどうなってもいいっていうのか」

「いいのか、って言われるといいよ、って答えるしかない。ただ」

「ただ?」

「凍てつく山脈のさらに上空に何百年もあった街に、まともな生き物が住んでいるとは思えないでしょ」

「ただの希望的観測だろ」

「あなたたちも見たはず。シャバンは滅びて亡霊の見る夢だけが残っていた。アースホールは住民を吸い尽くし無人になっていた」

「… スカイエッジもそうだと?」

「どんなに素敵な仕掛けを作っても、たくさんのかわいそうなゴーレムを操っても、土から離れては生きられないのよ」

「そこで人の言葉パクってくんなよ台無しだよ」

「まぁぶっちゃけるとエンぷーの記憶を見た」

「一気に生々しくなってきた」

「はっきり映像として見たわけじゃないけど。エンぷーはホムンクルスだから生物とは違う五感を持っているし」

「その辺の生々しい解説は省いて要点を頼む」

「スカイエッジの住人は意識だけの存在になっている」

「… つまり?」

「スカイエッジに据え付けられている巨大な魔晶石の中に… うーんと、仮想的な街? みたいなのがあって」

「???」

「そこで意識だけが暮らしてる」

「なるほどわからん」

「夢の中で生活してるみたいな感じ?」

「そう、それ。あなた、こっちのおっさんよりも頭がやわこい」

「つまり住人は生きているのか死んでいるのか?」

「意識は生きているけど生物としての体は失っているみたいな」

「なんというか… アンデッドみたいな状態、と言っていいんだろうか…」

「浮遊都市スカイエッジのテーマは何ものに侵されることのない、無謬の都市。外敵の手の及ばない、いと高き空の高みに都市を置き、住人は肉体を持たないために飢えや病に苦しむことは無い」

「… エンぷーはそんなとこで何をやっていたんだ?」

「スカイエッジを浮かせ、住人たちが仮想世界? で滞りなく暮らしていくには膨大なマナが必要になる。自然界から効率よくマナをくみ上げるための魔法陣は絶え間ないメンテナンスが必要。それが彼の仕事」

「… それがエンぷーの目指した街だっていうのか」

「最初からそうしたわけじゃないと思うけど、試行錯誤するうちにそうなっていったみたい。意見の相違でついていけなかった住人はかなり初期にスカイエッジを離れている」

「それが雪山にあったスカイエッジの伝承を残していた集落か…」

「もっとも、エンぷー つまりエンプスは大本の魔導士レブライの人格を一部コピーしたもの。レブライは自分だけじゃ研究が終わらないから、いろいろな方向性を持ったコピー人格を弟子に移植して完全自立都市の研究を続けた。それが四つばかし形になって後世に残った」

「シャバン、アースホール、ゾディアック、スカイエッジの4つか」

「そういうわけで最初に戻るけど、エンぷーという人格はレブライの一部コピーだし住人はすでに肉体を持たないしで私完全勝利みたいな」

「いやいや、それでも住人の意思はまだ残ってるわけだろ。そいつらはどうなるんだ」

「スカイエッジが空にいられなくなって、地上に降りたので、スカイエッジを守るためにフェンリルが召喚されて吹雪で周囲を覆っている。それには膨大なマナが必要。住人の暮らす仮想世界? を維持できないので、住人は眠り? 一時停止? 冬眠? なんかそんな状態になる」

「死にはしないわけか」

「そもそも生きてないし」

「哲学的になってきた」

「だいたい自分たちだけのために自然の力を歪めて使うのはなんていうかイラつく」

「唐突に森エルフ的にならないでくれ」



「全然噛み合わないな… どうしたもんかね?」


長いですが、要するに説明回です。
ユゥリィは黙って聞いているのか、退屈の虫を噛み殺しているのか、あるいは頭をひねっているのか。

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コメント

ははあ、なるほどなあって言いながら、三回ぐらい読み返してます。
チャットセッションをしていて、良い点は、前述の記録が歪められることなく参照できることですね、全く…。自分の記憶は当てにならない…。

エンぷーの意識にアクセスできるとして、本人が、もし肉体を持った体に戻りたいのなら、その方法を探したくもある。
スカイエッジは、つまり仮想現実で冬眠中。これもどうしたものか…。詳細な情報がほしいところでもありますね。

完全なる都市を作ろうとするあまり。人がパーツと化したのかなあ、などと考えております。

年の瀬もあっという間に来ちゃうのでしょう、どうかご自愛なさってくださいー!

矛盾とかこれはおかしいゾってところがあったらびしびしオナシャス!

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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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