ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

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今年はどんな感じかと言いますと 3

 毎年恒例のアレ。
 続きまして。
 対象者以外は見ることかなわぬゆえあしからず。
 見てもいいけどワケ分からないよ。


『もしもし? あたしだけど』

『お、おま… おまえ、なんで… よりにもよって、魔導通話で…』

『ものっすごい息切れてるけど大丈夫?』

『隣町から飛んで来たわ! 文字通り飛んで来たわ! 協会がいつでも近くにあると思うなよ!』

『知らないわよそんなこと』

『お前な、トロウの協会密度が異常なだけでな、普通は国の中に独立した協会がひとつかふたつってのが精々』

『あぁはいはいなるほどわかったわ参考にする。それで調べた結果なんだけど、いい?』

『釈然としねぇーな!』

『ガレリアの… 廃屋街だっけ? あそこにエルフの人がいるじゃない?』



「エルフの人…?」

「あ、ほら、イゾルデだっけ? あの人のことじゃない?」

「あぁ、いたいた」



『えーと、イゾルデだな?』

『そう、その人。あの人がエンぷーだっけ? あんたの言ってた友人ね。彼について教えてくれたわ』

『イゾルデが? まぁ確かになんかご執心だったみたいだが』

『その前に、あんたイゾルデについてどれだけ知ってる?』

『なんも知らん』

『死ね』

『え!? なんで(>_<)』

『器用に声音だけで感情伝えてくるんじゃないわよ。相変わらずそういうヘンなところだけ器用ね。無駄な才能よね。他全部ぶきっちょなのにね。ステータス割振り間違えた系よね。死ぬべき』



「なんかすげぇキレッキレなんだけど、何があったんだこいつ…」

「機嫌良さそうなの?」

「なんというか… 仕事でトラブったときのテンション上がった状態みたいな」



『… で、そのイゾルデとやらがどうしたんだ』

『一言でいうと怪物ね』

『かいぶつ』

『ガレリアの街の基を築いた人物、とでも言うか。魔導士レブライと水帝イゾルデについての資料は徹底的に破棄されてほとんど残ってないんだけど、まぁそんな人物よ』

『えっと… 何代か前の同名の人説』

『もちろんそういう可能性も無きにしも非ずだけどね。まぁそのイゾルデさんが言ったわけよ』

『お、おう?』

『アレは私のだからもらった、って。あ、アレってのはエンぷーのことね』

『私の、って…』

『あたしも何言われたか分からなくてさー。ナシノッテ戻ってから散々資料や文献引っくり返してみたら、イゾルデが何者かってのが朧げに見えてきてさー。肝冷やしてると… てなわ…… ざ… いぞ…… で…』

『ん? もしもし? 声遠いぞカルバリィ』

『……』



「ありゃりゃ、聞こえなくなっちまったよ。マナ切れかね?」

「… ちがう、これ、いる、かも」

「いるって…」



『エンぷーは私がもらった』



「!!?」



『エンぷーはレブライのコピーの一部。エンプスという人格は元から存在しない』

『… あんたイゾルデか』

『エンプスが築いた空中城塞スカイエッジは私が干渉し、機能を狂わせた。エンプスが人格を転写していたホムンクルス――エンぷーはスカイエッジから放り出され、あなたたちに出会った』

『…』

『脱出したエンぷーがスカイエッジに戻れず、クリスタルパレスを探して私の元にやってくるのは必然。あなたたちはエンぷーを無事に連れて来てくれた』

『何が言いたい』

『ぐっじょぶ』

『は!?』

『いい仕事しましたね』

『いや言い換えてほしかったわけじゃなくて』

『お礼の一つも言いたかっただけ。あと私の過去を掘り返すような行為はやめて。エンぷーを連れて来たお礼に今回だけは見逃してあげる』

『貴様、カルバリィに何かやったら許さんぞ!!』

『えっ? なに? あたしがどうしたって?』

『… あれ!? イゾルデは?』

『は? いやだからイゾルデはちょっと厄介なんじゃないのって話してるじゃない?』



「うぬぬ、逃げられたか…?」

「ちょ、ちょっと怖かったね」

「あぁ、肝が冷えたなんてもんじゃなかったな… イゾルデって精霊使いじゃないのか? 魔法士どうしが使っている回線に割り込んでくるってどういうことだ…?」



『ちょっと、聞いてんの?』

『聞いてるさ。なぁカルバリィ、イゾルデについては分かった。この件はここで終わりにしよう。調査助かったよ』

『なにさ、ビビってんの?』

『ビビってるよ。俺の手の届かないところで妙な目に遭われたりしたらどうすりゃいいんだよ。だから手を引け』

『あんたに助けられるほど落ちぶれちゃいないけど?』

『リゥマチが辛い季節だろ』

『うぬぬ… まぁ、分かったわ。それじゃまた何か手伝えることがあったら連絡ちょうだい』

『あぁ、助かった。ユゥリィもよろしくと言っている』

『あらぁ、ユゥリィちゃんとお話させてくれてもいいのよ?』

『ふふっ また今度、ゆっくりお話しましょう』

『あ、ユゥリィちゃん? 苦労してない? 辛い目に遭ってない? ひどいことされてない? お姉さん心配で心配で』

『俺を甲斐性無しに設定するのやめてもらっていい? んじゃ切るぞ!』

『あ、最後にさっきのもっかい』

『さっきの?』

『ほら、さっきの「貴様、カルバリィに何かやったら許さんぞ」 はい、どーぞ!』

『じゃあ元気でな!』(ガチャーン)



「カルバリィは引き際の魔術師みたいなやつだから深入りはしないだろう。さて、どうするべきかな…」



 無造作にその辺にレジェンド級が転がってました的な。

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コメント

続きお疲れ様です!
レジェンドだって生きてるんですよね。ご飯食べるし買い物もしますしね!

まさか出会うと思わないだけで…。世界は広くて狭い。

そしてエンぷーのその後は謎のままなのです…。
過去掘り返すしかないですかねー…。

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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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