ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

今年もキーワードを動かしつつ続きの続きの続きの続いた


 毎年恒例のアレ。
 続き。対象者以外は見ることかなわぬゆえあしからず。見てもいいけどワケ分からないよ。



「翼があって良かったと、これほど思ったことは無い。とはいえ二度はごめんだ。雲より高い山の上から地上までのダイブって正気じゃない」

「ほんと、もう一歩遅かったら吹雪に閉じ込められてたよね… 翼ももうもたなかったし」

『現地の方はとりあえず、アレで一年はもちますかね… 応急処置ですが』

「それでさーエンプス・レブライ」

『おっと私の名前はラインバッハ・エルンスト・エンプス34世。もしくはエンぷーですよ』

「いや前回エンプスって呼んだら返事したしね」

『マイライフ随一の不覚!』

「で、本人なのか?」

『まぁ… 本人かというと、ボディは当然作り物なので、頭の中身だけ入れ替えてる感じですかね』

「ほう…」

「…」

『本人なのか、という問いは深遠です。どこまでがヒトなのか。記憶を継承すれば人なのか? 人格は? それとも血肉揃ってヒト足りえるのか?
 それを追求し、完全なる生を目指したのが我が師でしたが、その研究は師も我ら弟子も、寿命が尽きてしまってもまだ完成しませんでした』

「ははぁ…」

「…」

『そこで我らはそれぞれに師の研究の完成を待ちつつも、我らの研究も進めるため、自分の持ちうる手段で延命をはかったのです。
 私はこのようにホムンクルスに人格および記憶を移し替え、体に物理的な寿命が来るたびにそれを繰り返していますが、弟子の中には不死の王となったものもいますし、霊体となり自分自身の時間を凍結して知識と記憶の劣化を防ごうとした者もおります。また、ある者は…』

「…」

「…」

『しかし、こういった存在をヒトと呼んでいいのでしょうか。完全なる生とは。それを得る前に我らは生のサイクルをはみ出してしまった。
 先の質問の「本人か」 という問いに対する答えを我々は持っているのか。その資格を… なんです?』

「いや、なんか語り長そうなので、昼ご飯でも食べようかと…」

「内容的には充分衝撃的ではあったよ」

『なんか釈然としませんが… まぁいいです。スカイエッジに戻れるのも約一年後ですし、とりあえず他の弟子の都市を見て回ってみましょうかね』

「あー… 参考までに、他の都市の名前を訊いても?」

『えーと、確かエシュリナの都市がシャバン…』

「ぶふっ」

『どうなさいました』

「い、いや、なんでも」

『エミュリテの都市がアースホール』

「(こほんこほん)」

『奥様まで咳き込まれて』

「あ、ごめんね? 大丈夫だから」

『そうですか?なにぶん寒いところから戻ってきたところですから、体調にお気をつけて』

「あ、あぁ… なぁエンプス・レブライ。一年間ほっとくのもなんだから、アレだ、付き合ってやるよ、その諸都市訪問」

『クリスタルパレスから直通ゲートがあるので、別に移動に時間がかかるとかはありませんよ?』

「その直通ゲートが今回のトラブルだったろうが」

『他も同じとは限りません。何はともあれクリスタルパレスです』

「それどこにあるんだ?」

『地図によると… この辺り… ですかね』

「むっちゃトロウだ」

「戻ってる間に一年経つよ?」

『テレポートの魔法を使えば一瞬で』

「アホ! お前アホだろ! 山から下りるとき使えよ!」

『嗚呼ッ! 言われてみれば!』

「それ使えばスカイエッジに戻れるんじゃないかな…」

『いやそれは無理なようになってまして、入場ゲートを通るか物理的に直接乗り込むしかないのです』

「面倒くさい実装しおって… じゃあまぁ、クリスタルパレスな」

『はいはい。では行きますよ』

「その前に」

「前に?」

「ゆっくり体休めて、準備してからね?」

「それもそうだ」

『いやぁ、お互い生き急いでますなぁ』

「お前さっきの哲学的な自己問答はなんだったんだよ」



 同行者が増えました。
 すぐやる課みたいなことになってますが、今年分の話はここで終わりでござる。

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コメント

おつかれさまです! また読み直してしまいたくなるフラグですね、この展開。いろいろゴホンゴホン。
満を持して、戻るかトロウ。
これは、見逃せない。

海底都市と完全都市はシナリオ一本分、無限都市はキャンペーン一本分になったんですよね。
どうしようかな浮遊都市☆みたいな。

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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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