ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

今年はちょっと懐かしいキーワードを動かしつつうっかり続き

 毎年恒例のアレ。
 今回もちょい連載。対象者以外は見ることかなわぬゆえあしからず。見てもいいけどワケ分からないよ。

「やれやれ。しかし高い上に険しい山岳だな。これをもう何峰か超えれば盆地に出るはずだが…」

「麓から見たときよりも雪が深いね。上の方はもっと厳しそう」

「気流も乱れているし、天候はコロコロ変わるし、難所だなぁ。よくこんなところに集落作って住むよな」

「あははっ 空に浮いてる島で生まれた人の言葉とは思えない」

「いやいや、ロウヒルトはぽけーっと浮いてるだけで、穏やかのどかド田舎と三拍子揃ってたからな」

「ふふっ ここだって田舎、だよ」

「田舎っつか秘境ってんだよ。厳しい寒いとんでもないに加えて空気もかなり薄いと来たもんだ。頭痛くなってないか?」

「ううん、まだ平気」

「そか。実は俺はかなりガンガンしてんだが。一気に飛んで行けるかと思ったが、体がついてこねぇな」

「ん、じゃあ今日はここで休も」

「情けないが、無理は禁物ってことで。風を避けられるところを見つけようか」



「こういうとき、いろいろ魔法が使えて良かったって実感するぜ。この辺は火の精霊の力が弱すぎて、発火の魔法じゃないと火がつかん」

「火が起きると落ち着くね。魔法の防寒着着てても寒さが染み通ってくる感じ… 寒さは大丈夫?」

「大丈夫じゃない。種族的に寒さやら高所やらには強いてのは嘘だっていつも実感するよ。あんなもん、いつもそういうところに住んでる連中が強いだけだ。俺たちは飛べるっていったって、ほんの数分だしな。空の種族じゃないってことだな」

「ほんとそうだよね… 大丈夫? 辛くない?」

「頭痛か? まぁこりゃ体が慣れるまではしょうがないさ」

「それもだけど… うーんと、ね」

「ん?」

「あのね、気を悪くしないで欲しいんだけど」

「しないよ」

「まだ何も言ってないよ」

「じゃあ言ってくれ」

「うん… 穏やかでのどかな田舎の暮らし、嫌いじゃないでしょ? むしろそっちの方が性に合ってるよね」

「ん」

「でも、ずっとそういう暮らしはできない。だって見てみたいものがたくさんあるから。居ても立っても居られない。でも――」

「ん」

「こういう道中の厳しさとか、過程の苦しさとかしんどさとか、そういうのは…」

「別に嫌いじゃないぞ?」

「それは知ってるんだけど… ううん、うまく言えない、んだけど…」

「心配してくれてるんだな。だが大丈夫だ。伊達に旅暮らしで鍛えちゃいないさ」

「うん… がんばろうね」



『痛いところを突かれたという顔だな』

「勝手に出てくんなよ呼んでねぇよトイレだっつーんだよこのクソ寒い中雪に穴掘ってしゃがんでるんですOK?」

『気にするな。私は精霊だぞ』

「ちょう気になるからあっち向いててください!」

『私とて勝手に出てくるわけではないぞ。お前が私を呼んだ。少なくとも心の片隅で』

「まぁ、分かっちゃいるけどさ…」

『往け精霊使い。死は恐るるにに能わず!』

「何をさせるつもりだ何を」

『何をしたいのだ。私にできることは他にはないぞ。私は勇気を与える。死すら克服する勇気を』

「そこまでごっつい勇気は必要ない、と思いたい。んだが」

『フッ』

「んだよ」

『ヘタレめ』

「うっさいわ馬鹿たれ」



 なんでまだコントなの?
 などと呟きつつ、いつもの旅風景とは違う展開でもう少し続くんじゃ。

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コメント

(わくわく。
軽いテンポなところも好きです。

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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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