ダイスの言うとおり

ダイスにはロマンがあるよな

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はやぶさ2(を乗せたH-2A 26号機)リフトオフ


 最近の日本のロケット打ち上げ成功率から見てまず心配なかったとはいえ、まぁ心臓に悪い打ち上げだったこと。
 いくら人工衛星の方を完璧に作ってもロケットがしくじればスタート地点にすら立てないわけだし。

 というわけで最初のハードルである打ち上げフェイズを無事完了
 打ち上げ後、所定の時間ではやぶさ2を含めたペイロードは無事に切り離され、予定の軌道に投入されている。

 はやぶさ2はこれで無事に目的地への旅が始まったかというと、実はまだスタート地点手前で準備運動を始めようとしている段階で、クリティカルフェイズは終わっていない。
 この後、搭載した機器のチェックや自身の診断を行い、太陽電池パネルを開くところまでがクリティカルフェイズ。

 その後イオンエンジンに火を入れ、はやぶさ2は目的地へ向かって旅立つことになる。
 初代はやぶさのドラマに満ちた(満ち過ぎた) 道程を一喜一憂しながら追うのも良かったが、今度は左うちわで見ていたいものである。もっとも、無難すぎて注目度が下がるのもそれはそれで困りものではあるのだけれども。
 そこは広報さんの腕前に期待したい。

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【続報】IKAROSが再発見されたらしい

 IKAROS再発見確定。

 IKAROSブログにて冬眠モード明けの報告があった。

2012年9月10日[更新] 
IKAROSの冬眠モード明けについて
IKAROSは、平成24年1月6日までに冬眠モード(発生電力低下による搭載機器シャットダウン)に移行したことが確認されていました。
冬眠モード移行後、月2回の運用ペースでIKAROSの探索を続けてきた結果、平成24年9月6日(木)にIKAROSらしき電波を発見し、同8日(土)にIKAROSであることを確認しました。
このことにより、IKAROSは冬眠モードから明けた(復旧)ことが確認できました。

現在のIKAROSの状態については、確認中です。

 やったぜさすがイカ坊。宇宙での冬眠ミッションとかいう前代未聞にして誰も挑戦すら試みない画期的かつ挑戦的で野心的(意訳:暴挙) な試みに成功しちゃったぜ。

 鳥肌がまだ収まらない。

【速報】IKAROSが再発見されたらしい




 えーと、あれだ。惑星間軌道で通信ロストした人工衛星を再発見した。
 はやぶさで一度やったとはいえ、今度は9ヶ月経ってからの発見。

 えーと、ちょっと言葉が見つからない。
 続報を待ちたい。

しずくが打ち上がった

 2012年5月18日深夜、H2Aロケット21号機に乗ってGCOM-W1「しずく」 が打ち上げられ、何の問題もなく切り離され、何の問題もなくパネル展開され、5月19日に至って何の問題もなくクリティカルフェーズを終了した。
 今後三ヶ月の初期運用を経てA-Trainミッションに参加する。

 えー、何の問題も無かったために特に書くこともなく。おぉ、そういえば無事打ち上げ成功おめでとう。このくらいか。

 今回の打ち上げでクローズアップされたのは、しずくよりもむしろ韓国のアリラン衛星打ち上げを受注した商業打ち上げ第一号という方向。初めて国産ロケットでお金稼いだで! というめでたいお話だったわけだが、韓国としては自国の衛星打ち上げが全く成功せず、かと言って宇宙開発のための衛星はでき上がってくるわけで、ちょうどいい時期に上がるロケットがあったから使ったというwin-winの関係だったと言える。
 まぁ確かにめでたい話ではあるけど、ここまで日本も宇宙開発やってきてようやく商業打ち上げ第一号というね。これからがんばっていただきたい。ライバルはNASAやESAやロシア連邦宇宙局ってもうクラクラしてきた。

IKAROS 依然冬眠中

 もちろん全国78億9千万人のIKAROSファンはIKAROSの動向を追い続けているだろうが、IKAROSは1月に冬眠状態に入り、そして未だ応答していない。本日4度目の探索運用が行われたが、やはり応答はなかったようである。

 IKAROSの予定していた実験は全て完了しており、また追加実験も全予定を消化済み。最後に冬眠実験を行い、もしこれから復帰することができたらその先の実験をまた考えることになっている(予算はついている)
 冬眠冬眠と軽く言うが、地球近傍以外で一度通信を断った衛星が発見された例ははやぶさしかない。てこれは前も言ったな。現在のIKAROSの姿勢がイマイチ分からないので、いつ太陽に膜面を向けて発電開始し、通信可能となるのかよく分からないので、これは根気よく通信を試み続けるしかない。

 とはいえ、なんとなく「なんとかなるさ」 な空気が流れているのがIKAROSのIKAROSたる所以であるし、もし再発見できなかったらそのときはお疲れ様といいたい。
 どのみち予定ミッションフルサクセス&エクストラミッションフルサクセスしたIKAROSには、あとはとんでもない実験しか残されていないだろうし、スピンを保つための推進剤が枯渇したらそこでIKAROSの旅は終わる。そうそう長い時間が残されているわけでもない。

 しかしまぁなんというか、NASAがやろうとして失敗した(打ち上げのロケットが落ちた) ソーラーセイルが今、日本の運用で宇宙を旅していると思うと、感慨深いことだなぁ。

だいち終了のお知らせ…

 陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の電力異常について
 まだ運用終了が発表されたわけではないが、電力断は「みどり」「みどりⅡ」 と同じ事象。恐らく復旧は不可能と思われる。
 まさに被災地や今回の震災での地殻変動を観測していただけに、惜しい。惜しすぎる。その観測能力で世界各国に貢献し、表彰や感謝状を送られてきただいちが、今、必要なんだが…

 しかしだいちは設計寿命の3年を超えて稼動し、目標寿命の5年も3ヶ月前にクリアしていた。つまりこの故障を以ってだいちの運営と製造責任を責めることなどできはしない。だが、だいちの代わりとなる後継機は2013年度打ち上げである… これはどういうことか。目標寿命を遥かに超えたところに後継機の打ち上げが計画されているのである。
 これはおかしいとおもわないかね。おかしいよな。おかしい。だけど予算が無いんだよ。

 欧米の数分の1という宇宙開発予算で実績を残している日本の宇宙開発だが、予算がない分、どこかにしわ寄せが来るのは当たり前で、それはこうした無茶苦茶なスケジュールや冗長系の無さになって現れるわけだ(例えば、はやぶさならリアクションホイールは3基積んでいたが、これは本来なら冗長系として4つ以上積む)
 冗長系とは要するに「余裕」 のことで、これがないということは常に100%を強いられるということを意味する。
 震災による原発事故で計画停電が起き、いろいろ不便な思いをした人もいるだろうが、これは東電が今まで眠らせていた冗長系を復帰させ、その運用を開始するための準備が必要だったからで、計画停電はすぐに終了した。最も、これは余裕が無くなって稼働率が100%の全力運転に近づいてきているということで、常に100%で動いているモノなど危なくてしょうがない。つまり100%で稼動しているというのは終末の予言みたいなものだ。一切の故障や遅滞を許容できないのだから当たり前だが。
 が、日本の宇宙開発はこれが普通である。そしてそれはこういう「よりにもよって今かよ」 みたいな時にしわ寄せが来るもんなんだよなぁもう。災害対策を仕分けたら巨大地震が来ました、まさかと思っていた規模の津波が来ました、理屈は分かるがそうそうねーだろと思っていた原発事故が実際に起きました、そしてそうした自然の変化を観測し、今後の対策を行うために必要な観測衛星がなぜかちょうど寿命を越えたところでして、まぁ予定通り力尽きました。フルコンボである。

 敢えて言いたいんだけど、子供手当ての半額を防衛費、もう半額を宇宙開発に回してください。
 震災復興に回せ! っていう人もいるかもしれないが、防衛費も宇宙開発も、もはや国体を維持するための基礎なんだ。

こうのとり2号機 ドッキング完了

 とりたてて問題もなくドッキング完了。
 リアルタイムで配信されていた動画(NASA TV) を視聴することができた。
 宇宙での夜明けは言葉では言い表せない美しさで、そしてその数十分後には大西洋からアフリカ大陸を横断して日没エリアへとさしかかっていた。1日に地球を16周ほどするISSとはいえ、こうして映像で見るとその速度に驚く。
 そして宇宙から配信されてくる映像の美しいこと。レンズと対象の間に遮るものが何もないコントラストは独特。よく宇宙だと遠近感がなくなると言われるが、「遠くて霞む」 現象がないんだからそうなるわな。肉眼の分解能が及ぶ限り、どんなに遠方にあってもその物体は詳細に見えるし、分解能が及ばなくなれば突然ディティールが消滅する。
 しかしこんな動画をリアルタイムで見られるとは、すごい時代になったもんだぜ。まぁ月面の映像をハイビジョンでお茶の間にお届けする世の中だけど。
 えー、こうのとり2号機については特に言うことがないな。ここまではうまいこといっております。あとは大気圏突入時にデータ取りかな。


 IKAROSの後期ミッションは2012年12月末くらいまでを予定しているらしい
 燃料もつんかいな、という気もするが、予定するくらいだからもつようにやるんだろう。
 IKAROSは太陽光を推進力にしているので、推進力という点では燃料を必要としない。だがソーラーセイルをしっかり張るために機体全体をスピンさせており、このスピン速度を変更するのにスラスタからの噴射を必要とする。燃料が尽きればスピン速度を変更できなくなり、やがて太陽を公転するに従って太陽光線がソーラーセイルに当たる角度が適切でなくなり、軌道を外れるか、ソーラーセイルがたわんで太陽光線を適切に受けられなくなり、推進力を失う。つまり燃料が尽きたときがIKAROSの最期となるわけだが、それがいつになるのか、いつごろを予定しているのか。そもそも燃料が尽きるまで運用するのか、などは不明。
 まぁとりあえず予定ミッションは全て成功し、以降はボーナスみたいなものなので(とはいえ、維持費もマンパワーも必要なので、成果は求められる)、心安らかに見守りたい。
 ソーラーセイルの次期ミッションと言われている木星・トロヤ群系へのソーラーセイルの旅は何時になるんだろう。ドキワク。

HTVに限らずいろいろとひっそり面白い

 HTV二号機こと、こうのとり二号(一号はまだこうのとりという呼称がついていなかったので、実質この呼称では初号機) が無事に打ちあがり、滞りなく予定軌道へ投入された。ISSとのドッキングは27日を予定。H2Bロケットは10トンを軽く越える質量を地上290キロの低軌道にぽいっと投入し、H2A、B系の成功率は95%に達してまずまず一流といって差し支えない実績に到達した。27日のドッキングでも鮮やかなドッキングを世界に見せ付けてくれることを願おう。マッチョなハードドッキングではなく、優しくソフトな和のドッキングでな!(とはいえ実際は地上局からの遠隔操作によるハードドッキング。自律ソフトドッキングやらせてぇぇぇぇ)

 えー、こうのとり二号機については上手いこといってるようなので、とりたてて書くこともない。実績を積み重ねたぜ、やったね! くらいか。
 これが営業面での話になると、とたんに真っ黒な話がブワッと吹き出てくるんだけど、そういうのはもっと詳しい人やサイトに譲りまくり。

 IKAROSは2010年末で定常運用を終了し、現在は新たな後期ミッションを立ち上げて新規運用を開始したところ。「ソーラーセイルを宇宙で広げる」「燃料を推進力に使わずにソーラーセイルで速度変化を達成する」「ソーラーセイルで宇宙を航行して金星近傍まで行く」 というミッションはフルサクセスした(光圧だけで秒速100m=時速360km以上の加速を達成した) ため、今度は「ソーラーセイルを通常の想定を超えた範囲で使ってみる」 という実験ミッション。要するに限度を超えて傾けたり揺らしてみたりしてIKAROSの挙動を見ようというもの。通常運用できることは分かった、じゃあ次は通常を超えた運用してみようぜ! というミッションで、誰かがいつかはやらねばならぬ系のミッションと言える。

 あかつきは金星から刻々と離れていく最中。ばびゅーんと金星を追い越し、6年後のランデブー目指して太陽の周囲を回り続ける。金星周回軌道投入に失敗した直接の原因はまだ分からない。余談だが、あかつきやはやぶさの本体を覆っている金色のフィルムは500℃で15分間オーブンされてもへっちゃらという国産のスーパー素材だが、期せずして6年の間、金星軌道上での激烈な太陽輻射熱からあかつきを守るというハードなミッションにチャレンジすることになる。

 はやぶさ、その後。
 全国巡業やら講演会に引っ張りまわされるはやぶさのリエントリカプセルや、ミッションスタッフだが、映画化の話も持ち上がってきた。製作元は東宝。もう今からどんな怪獣が登場するのか楽しみで仕方がない。
 大怪獣イトカワラッコを倒すため、母星イトカワの物質を採取しに行く魂実装済みメカHAYABUSAの大航海とそれを取り巻くスタッフたちのヒーロー無きヒューマンドラマ。ライバルのNASAマンやなぜか妨害してくるキムさんちのテポどん、国内の抵抗組織REN4sの執拗な圧力に負けずHAYABUSAは旅を続ける。襲い来るソーラレイ(太陽フレア)、抵抗組織の妨害による損傷、怪獣の母星イトカワの対空砲火との戦い、そして忠実な支援メカMINE-RUBAとの別れとイトカワとの和解。記念碑となるターゲットマーカ。直後に和解を望まぬ勢力とHAYABUSAの妨害を企図する地球勢力が結託して放った弾丸がHAYABUSAを抉る。通信途絶。それでもスピンしながら姿勢を保ち、微弱なエネルギーを蓄え、冷えていく体を抱えてじっと待っていたHAYABUSAとの奇跡の通信復活。帰りの旅路の開始。だが満身創痍。地球引力圏近傍まで戻りながらも、ついに力尽きるHAYABUSAの心臓、イオンエンジン。ここまでか。スタッフたちの焦り。男川口司令(司令違う) の苦悩。だが、エンジン班の「こんなこともあろうかと」 がミラクル炸裂。そしてHAYABUSAは地球を目指す。イトカワの物質を持って。そして地球では、イトカワラッコ襲来はREN4sが企むある計画によるものだったことが判明するのだった。決断を迫られる司令。その司令の迷いを感じ取ったかのように進路を変えるHAYABUSA。これは… 大気圏突入コース! HAYABUSA、そうまでして君は…!
 一大スペクタクルロマン(どこがだ)

 妄想とか事実無根とか嘘っぱちとかいろいろ込みです分かってますごめん。REN4sはRE-busiNess sortで事業再仕分け。もちろんはやぶさの予算に事業仕分けは関わってませんしテポドンとか全然関係ありませんハイ。NASAはライバルだけどな。

また来てあかつき6年後


 残念ながら、あかつきはトラブルが発生して金星の周回軌道へ投入することはできなかった模様。
 うおーぢぐじょーなどと悔しがっていたら、JAXAの中の人たちはさっさと「あかつき」金星周回軌道投入計画の見直しを始めていた。強い。
 まぁ計画も含めて長大な時間と手間隙を費やした探査機、あっさり諦めるわけにはいかないものな。

 どういう事象が起きたのかはまだ調査の段階だが、軌道変更のためにエンジンを点火し、12分間の噴射を行うはずだったところ、2分ほどして地球から見えない不可視帯に入ったところで姿勢が大きく乱れ、セーフホールドモードへ移行。当然その時点でエンジンは停止。最低でも9分半ほど噴かないと速度を殺しきれないところで2分少々しか噴けなかったわけで、これはもう全然減速が足りない。
 セーフホールドモードのまま金星近傍をフライパスし、金星の影から出るタイミングも姿勢を変えるタイミングも予定と異なっていたので、地球からあかつきを発見するのも遅れた。で、その後の通信確立のためのてんてこまいを経て、今に至る。
 現在は姿勢制御も高利得アンテナでの通信も行えているらしいが、肝心の金星軌道への投入はまずもって無理ということで、このまま金星軌道を回り続け、6年後の金星との再接近時に再び金星軌道への投入を狙うとのことだ。

 だが個人的には、6年後の軌道投入はかなり怪しいと思われる。まず太陽に近い軌道であるということで、輻射熱と太陽風がダメージとなる。そして6年後に金星に再接近するとはいっても370万kmという距離があり、あかつきはメインエンジンをがんばって噴いて金星周回軌道を目指さなければならないのだが、今回の異常で急に姿勢が崩れたというのがエンジン部のトラブルだったり(出力異常だったりスラスタカバーの破損だったりエンジンそのものの故障だったり) した場合、これは到底不可能。そして他に急激な姿勢の異常を引き起こす要素を思いつかない。
 あかつきは工学試験衛星だったはやぶさと異なり、ハード部分でチャレンジブルな要素はほとんどない。唯一、新開発のセラミックスラスタのみが工学試験要素として盛り込まれ、あとは実用的な手堅い技術で作られている。つまり、不安があるとしたらこのセラミックスラスタをおいて他ならない。いや、まぁ手堅い技術って言っても、宇宙開発の歴史自体が短いので、不安が無いというわけはないのだが。
 まぁそうはいっても、何らかのリカバリを考えてきたり、別の目標を見つけたりするのがJAXAの粘り腰なので、じっくりと今後の発表を待ちたい。まだあかつきはほぼ五体満足で生きており、生きている以上何かができる。のぞみで得られた「探査機は何があっても死んではならない」 という知見ははやぶさで見事に実証され、そしてあかつきもまだ生きている。それが大事なんだ。それが。

 しかし、まぁ白状するけど、今回の軌道投入失敗は残念。
 のぞみのリベンジというのもある。日本初の、地球以外の惑星の人工衛星という目標は、またしても先送りとなってしまった。そして金星の気象を調査するという野心的なミッション。それを遂行するための手堅い機体設計。オーソドックスな設計にも関わらず、ほぼ同じ重量のはやぶさの約二倍という予算を注ぎ込んで作成されたあかつきだったのだが…
 バット。ハウエバー。あかつきの予算は約250億円。こんな予算で他の惑星の気象衛星を作り上げて送り込む技術がある国が他にあるか?(いや、ない。無いな、本当に…) ちゅーか衛星もっとでかく作りたいっちゅーねん。予算くれっちゅーねん。打ち上げるときもH2Aのペイロードあまりまくりやったっちゅーねん。あかつきと相乗り衛星全部入れても1t に満たないとかな…

 あと、まだJAXAから正式発表がないが、IKAROSがあかつきに一日遅れで金星に最接近した模様。おめでとうIKAROS。どこまで行くのか分からないけど、行けるところまであかつきに付き添ってやっておくれ。あかつきのニュースに隠れてしまったけど、IKAROSはこれでほぼフルサクセス。世界初のソーラーセイル実験衛星は満点を取ったよ。

あかつき、アクシデント発生?


 予定ではあかつき金星周回軌道投入おめでとう! と題したエントリを上げる予定だったのだけれども、肝心のあかつきが人事不省ということで、もぎもぎしながら続報を待ちたい。

・あかつきに何が起きたのか?
 不勉強な記者どもは延々と同じような質問をループさせた挙句に「メッセージを託した人々になんと言いたいですか?」 的な質問まで飛び出して、そりゃもうがんばりますって言うしかねぇーだろアホか。謝罪でもしろってのか。メッセージを地球から6400万kmも離れた惑星間空間まで連れて行ってくれて星の世界に届けてくれたんだから、どんなもんだい、って言ってもいいっての。
 で、結局あかつきに何が起きたのかは分かった記者はいたんだろうかな。答えは「何が起きたのか分からない」
 なんだそりゃ理解する必要あるのか、と思うかもしれないが、「あかつきに何が起きたのか現時点では分からない」 というJAXAの説明を記者どもは分かっていないと思われる。「で、どうなったんですか?」 分からないっての。答えは出せないんだっての。
 あかつきは地球から見て金星の向こう側を通るため、いったん通信が途絶した。予定ではそのまま逆噴射を続け、そして予定の軌道に乗って金星の向こうから現れるはずだった。が、予定時刻を過ぎてもあかつきからの通信は届かず、結局通信が回復したのは1時間半以上経ってから。しかも低利得アンテナでかろうじて繋がっているという有様で、低利得アンテナでは得られる情報が少ないため、あかつきが現在どの位置をどの程度の速度で移動しているのか、その情報も充分に届いていない。すなわち位置決定ができないので、あかつきが金星周回軌道に乗ったのかどうかは分からない。そして機体の状態を監視しているテレメトリのデータも辛うじて取得できてはいるが、通信量が少ないために充分なデータがまだ届いておらず、あかつきの状態も分からない。つまり「あかつきに何が起きたのか現時点では分からない」 ということだ。という説明を受けてなお「データが届いているんでしょ、だからどうなったのかを教えてください」 的な記者どもはどうにかならんのか。はやぶさのときの記者たちとは代替わりしちゃったから、また教育しなおしなのか…
 あかつきの軌道は現在よく分からないが、とりあえず管制からのコマンドには反応しており、通信もなんとか維持できている。もし軌道投入が失敗していた場合、リカバリは早く行わなければならないので、勝負はだいたい明日中になる。通信は中利得アンテナで繋がるようになっているが、間歇的に途切れるため、あかつきはどうやらセーフホールドモードになってスピンしている模様。とりあえず通信は維持でき、機能もまだ生きている。あかつきはまだ壊れたわけではない。

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白銀

Author:白銀
TRPGと付き合ってはや十数年。
まさか結婚相手までTRPG者とは、TRPGで遊び始めた頃の白銀少年は知る由も無かった。

ルールブックの範疇で好き勝手に遊ぶので、ご一緒の際はよろしくどうぞ。

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